MRIの輸送・搬入で気を付けるべきこと

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MRIは医療に欠かせない重要な画像診断装置です。近年徐々に小型化されつつありますが、やはりCTなどに比べて非常に大きな装置なので、輸送・搬入には様々な配慮が必要になります。

 

1MRIの輸送

病院の移転の際によく懸念材料として取り上げられるのがMRIです。MRIは医療界で頻繁に用いられる割に非常に大きく大型になることが多く、CTやレントゲン撮影装置よりも入念な準備が必要になります。近年では小型のMRIが開発されてはいるのですが、小型といっても搬入・輸送を行う際に様々な点に配慮が必要になります。機能の停止・輸送・搬入・設置・起動に至る全ての段階を入念に計画し、計画に裏打ちされた十分な輸送手段の確保が必要になるのです。

 

2入院患者に配慮するには入念な計画が必要

MRIの搬入や輸送で問題になるのは特に入院患者さんへの配慮です。MRIの運搬はどうしても時間の制限が加わる都合、深夜の作業になったり、夜通しの作業になることがあります。このため、搬出時に患者さんに不快な思いやご迷惑をかけないような配慮が必要になります。

 

このため、このような非常に重量のある医療機器の搬入を考えるには床の養生を行う段階から、設置に至るまで綿密な計画を立て、搬出・輸送・搬入で起こりうるトラブルに全て対処しなくてはなりません。輸送に時間がかかり過ぎてしまうと、実際にMRIを使える段階にするまで余計に時間がかかってしまいます。通りうる動線の確認と輸送手段・人員の配置など確かな計画が必要となるのです。

 

3スムーズな物流に必要なこと

このようにMRIの運搬というのは非常に難しい要素があり、病院から病院へと輸送するのに様々な困難を考えなくてはなりません。しかし、病院を運営する都合上、スムーズに運搬し、すぐに医療環境の整備ができるような体制が常に求められ、このスムーズさを実現必要があります。

 

このようなMRI移転に求められるスムーズさには、何と言っても確かな経験が必要になります。MRIの構造を熟知し、可能な運搬手段を考え、必要な手段や人員を確保するには医療機器の運搬の経験と実績がなければ成り立ちません。このため、MRI輸送の経験がある業者に委託することが実は非常に大きなメリットになるのです。

 

病院内の医療機器の運搬は病院経営を行う上で常に起こりうる問題です。速やかな物流は経営負担や患者さんへの負担を減らす上で非常に大切な要素だと言われています。MRIの輸送などをご検討の際は経験のある企業に依頼することが何よりも重要なのです。