医療機器の搬入で欠かせないチェックポイント!受け入れ検査って何?

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受け入れ検査というものをご存知でしょうか。特に医療系の機器では高額な機械が多いので、事前の受け入れ検査が非常に重要な役割を果たしていると言われています。この受け入れ検査の重要性とその役割、実態についてお話ししたいと思います。

 

受け入れ検査というのは何かの機械や製品を受け入れる側(病院様・クリニック様)が事前に製品や器具・機械についての形・機能・活動範囲などについて検査を行い、提供される製品が受け入れる側にとってメリットがあるかどうかをしっかりと調べる事を言います。

 

一般に検査というのは製造する側がその製品の原材料などを調べ、品質管理・品質保証を行うために行っているものを想定してしまいがちですが、実は医療機器などの複雑かつ、高額な製品はこの受け入れ検査がとても大きな役割を果たしているのです。

 

医療機器を取扱う際にはまず、何よりもその製品が本当に自分のニーズに合っているのか、本当にやりたい事ができるのかどうかを事前に調べる必要があります。高額医療機器の場合ではパンフレットや性能を表すブックレット程度ではどうしてもその機器の性能を理解する事が難しく、医療機器を製造した側と医療機器を導入する側の間の情報の格差を埋める事が求められていました。このような医療機器の性能を実際に使ったり、導入予定の部屋で本当に稼働可能か確認するためにも搬入前の受け入れ検査というのは非常に重要なものなのです。

 

具体的に受け入れ検査を行うときには搬入した後に搬入先の担当者と製品を納品した納品側の担当者が共同して確認作業を行う事が一般的です。受け入れ側がしっかりと円滑に器具を利用できているかを確認する事でメーカーからのアドバイスや搬入業社の搬入業務の円滑な運用など多くのメリットを得る事ができるので、受け入れ検査は導入した側(ユーザー)にとって欠かす事ができない検査です。

 

医療機器の導入は病院経営や病院の運営上、軽視する事ができない非常に重要な問題です。受け入れ検査を有効活用するためには事前の計画立案が非常に重要です。医療器具のような専門性の高い機器を導入する際には専門性の高い業者を選ぶことが非常に重要で、医療機器の運送専門メーカーと協力しながら搬送する事が理想的です。医療機器の導入を行う際には受け入れ検査までしっかりと考え、医療機器輸送業社と事前の相談をするように心がけてください。