医療機器の保管で気を付けるべきこと

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医療機器を取り扱う病院・医院・研究室などが移転を行う際に医療機器の保管で気を付けるべきことについて改めてお伝えしたいと思います。

 

医療機器の保管で気を付けるべきポイント

1.倉庫の許認可「医療機器製造業許可」を取得しているかどうか

2.搬入・搬出にも大きく影響する保管の重要性

まとめ

 

1.倉庫の許認可「医療機器製造業許可」

倉庫外観写真

医療機器の保管には薬機法への理解・対応が必要となっています。また、それに関わる医療機器製造業などの資格を有している倉庫であることが、保管を依頼する上での大前提です。

昨今物流企業が「医療機器製造業」などの許認可を受け、倉庫を展開している企業も出てきました。医療機器の物流アウトソースにも関わりますが、倉庫・物流業者は、製造工程の「包装・表示・保管」の部分を製造業者から受託し、市場出荷合格となった製品の物流まで含めて薬機法(旧薬事法)業務を展開していくために必要となります。許認可を受けずに、製造にかかわる業務を依頼出来ないなど思わぬ事態も発生します。医療機器以外の小さな医療器具などの委託の場合には、どのような業務をお願いするか事前にしっかりと伝えておきましょう。

 

 

2.搬入・搬出にも大きく影響する保管の重要性

倉庫・保管運営サービスイメージ

倉庫の手配をしっかりとしておかなかった為に、精密機器の搬出日と搬入日に食い違いが出てきてしまうということもよくあります。

日程の調整が上手くいかなければ、搬入日をずらす必要性も出てきます。予定を変更することで各々に多大な迷惑がかかってしまいますので倉庫手配には注意するとよいでしょう。

場合によっては、予想外の時間ロスや出費を招くまた、このような失敗をしない為にも、一時的に精密機器を保管する場所を確保しておくことが必要になります。

精密機器は、取扱いが難しいものなので、急遽一時的に保管する場所を探すとなると、時間のロスや思いがけない費用がかかる場合もあります。輸送と保管を別の業者に頼むときには、事前に搬出と搬入の日をしっかり両方の業者に確認しておきましょう。

精密機器輸送業者は、倉庫の管理も行っている業者が多いので、輸送と保管を同じ業者に依頼すると上記のような心配がありません。同じ業者に任せると医療機器の輸送と保管を一元管理する為、搬出する日と搬入の日に相違がなく安心です。

物流業者に医療機器などの精密機器の輸送を依頼する際には、事前に機器の保管まで希望している旨を伝えておきましょう。

事前に伝えておかなければ、後々になり倉庫に空きがなく保管ができないという事態になることも考えられます。前もって保管場所も考慮にいれ、入念に輸送計画をたてることが大切です。

 

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?

単なるものをある場所から、ある場所へ運搬するだけでなく、医療機器・医療器具などの物は、保管という業務も考えておく必要があることをご理解いただけましたでしょうか?

このように振り返ると、依頼者側も委託業者には事前に余裕をもって依頼・相談をすることをお勧めします。急な対応での依頼は、事前準備や保管倉庫などに関わる手配業務などありとあらゆる工程を「安全・安心」はもちろん「時間」をかなり高い比重で優先していくことになります。そうした場合、万が一ということも発生する確率は上がります。また、予算も無駄にかかってしまうことでしょう。

医療機器という非常に高額で取扱いに注意が必要な機器に関しては、高品質なサービスを真っ当な金額で提供してくれる信頼のおける物流会社を見つけて依頼してくださいね。