医療機器の物流アウトソーシング先選定のポイント

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医療機器を取り扱う病院・医院・研究室などが移転を行う際にどのような物流会社を選べばよいのでしょうか?

そんな、医療機器などの精密機器の輸送をすることになった際に、どのように医療機器の物流アウトソーシング先選定をすればよいかのポイントをお伝えします。

 

医療機器の物流アウトソーシング先選定のここがポイント

1.自社車両設備の保有・自社スタッフが対応しているか?

2.車種・設備機器はどのようなものを保有しているか?

3.実績はあるか?

4.どこまでの業務に対応できるか?

5.対応は良いか?

6.価格は明瞭か?

 

その1 自社車両設備の保有・自社スタッフが対応しているか?

物流・運送企業は実は自社の車両やスタッフですべての業務を行っているわけではありません。仕事を受けて、協力企業先に依頼をしているケースも多々あります。自社車両設備・スタッフにて、すべての行程を管理・運営している企業はサービス品質も安定していることが多いといえます。

 

その2 車種・設備機器はどのようなものを保有しているか?

その企業がどのような車種・設備を保有していることを見ることも重要です。運送業界でない方にとってはとっつきにくいこともあるでしょう。しかし、医療機器を運ぶ際には、細かな振動や衝撃を抑える「エアサスペンション」や温度を一定に保つための「空調」などの機能を持った特殊車両を保有しているかの確認をしましょう。その他養生や精密機器を取り扱うための吊り具など資材も保有している企業が望ましいといえるでしょう。

 

その3 実績はあるか?

医療機器は非常に高価で、重くまた慎重な移設対応が求められます。

実際に担当の方と医療機器や精密機器などの重量物を輸送した確かな実績があるかどうかも聞きましょう。実績がないからと言って悪いというわけではありませんが、特殊な運搬業務が発生しますので、実績がない企業に依頼するのは不安でしょう。様々な過去の事例を基に移設にあたっての注意事項や提案を頂けることでしょう。

 

その4 どこまでの業務に対応が出来るか?

物流アウトソーシングといっても様々な業務に分かれます。

搬入・保管・搬出・設置・据付け業務など単に物を輸送するだけでなく据付け設置などにも精通していることが望ましいでしょう。搬入・保管・設置・据付けまでワンストップで対応できる総合物流企業に依頼することで品質も担保され、依頼主側も発注や手配業務の手間も削減されます。

 

その5 対応はどうか?

候補企業を探している中で、企業のHPや電話口での対応、営業資料など業務の相談をした際の対応も信頼できる企業がどうかを見る重要なポイントです。見積りやスケジュールなどの工程管理の設定の仕方、など重要な納期設定に対して正確に対応が出来るかは何度も確認しましょう。工程管理を含めてどのように移転業務を進めていくのか緻密な工程管理を提案してくれる企業に依頼すると安心です。

 

その6 価格は明瞭か?

見積内容が正確に、かつ分かりやすい提示をされているか?も重要なポイントといえます。

数社で比較して、安すぎないか、逆に高い場合はその理由を説明できるか?など価格を明瞭に説明できる企業が安心した対応をしてくれることでしょう。

また、先ほどのように営業のみで別業者に依頼している企業は中間業者が入る分コストがかさむことも考えられます。見積もり内容をよく確認してから依頼をするようにしましょう。

 

いかがでしたでしょうか?

医療機器という非常に高額で取扱いに注意が必要な機器に関しては、高品質なサービスを真っ当な金額で提供してくれる信頼のおける物流会社を見つけて依頼してくださいね。